沖縄横笛協会とは 沖縄の音楽と横笛を愛する人々のための会です。

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1999年5月21日八重山毎日新聞に取り上げられた小波本直俊氏の記事。
1981年沖縄横笛協会結成当時のことが語られています。

◎ 「沖縄横笛協会」の歩み、

1981年に小波本直俊氏(現名誉会長、国指定組踊保持者、沖縄県指定伝統舞踊保持者並びに、沖縄県指定無形文化財沖縄伝統音楽野村流保存会保持者)を中心に、10名ばかりの横笛愛好者よってスタートしました。

当時のメンバー達は演奏活動を個人単位で行っていましたが、小波本氏の弟子や友人が集い、演奏方法や技術の習得、笛を吹く心構えについてのアドバイスや情報提供、いろいろと意見を交換する場所や機会があれば一人で悩まず、より早く上達することができるだろう。また、同じ思いのメンバーが一人でも増えれば楽しいサークルになれるのでないだろうかとの意見があり結成、現在に至りました。

結成当時は、那覇の久茂地公民館で毎週水曜日に夜集まり、琉球新報社の芸能コンクールに向けての稽古を行っていました。参加者は既に最高賞の受賞者や新人賞を目指す者、ただ笛の音が大好きで聞くだけ参加の人等、色々様々な人の集まりでのスタートでしたが、小波本氏の芸能こぼれ話や各地の祭りの事、舞踊の見方や歌の聴き方やその解釈話を聞く機会もあり、楽しいスタートでもありました。

また、平成11年にはコンクール課題曲の稽古や当日の演奏に長年ご協力いただいた野村流伝統音楽協会の方々を会の相談役として迎え、色々なアドバイスを頂きながら発展してきました。

沖縄横笛協会の設立後、会員の中から2009年度(平成21年)の第44回芸能コンクールまでに、新人賞(106名)、優秀賞(54名)、最高賞(28名)と多くの受賞者を輩出してきました。

現在、当会は教師、師範その他の会員を併せ50人を超す大所帯の会員により構成され、各地で催される芸能祭、舞踊研究所の発表会や公演にお互いに協力しながら活躍しています。会員は沖縄県内にとどまらず、北海道、東京、愛知県と県外にも広がり、それぞれの地で活躍しており、近い将来、沖縄県外に支部を置き、益々発展するであろう横笛協会を目指しています。

会則にもあるように、沖縄横笛協会は横笛愛好者が集い、琉球音楽における横笛演奏者の技法と質の向上、後輩の指導育成を目指すとともに、会員相互の親睦を果たすことを目的としており、この会の目的に賛同する人は誰でも参加することができます。

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